「うつ」を葬り去る、パート1
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12.(ママ:)主が言われた「激しい反撃」を効果的に行うために、私たちは、戦う相手をよりよく知っておく必要があります。ですから、「うつ」とは正確に何か、その症状は何か、また、なぜこれほども激しい力があり、圧倒されるように見えるのか、主はこれをどう見ておられるのかを聞きました。
13.(イエス:)「うつ」とは絶望だ。それはあなたの生きる気力を奪い去る。戦い続け、生き続ける意味は何もないとあなたに言うために、敵が使う手段だ。わたしに仕えよう、生きようという意志を殺すために使う策略だ。「うつ」にあなたに敗北を認めさせる。わたしはあなたに幸福に生きてほしいと強く願っているのに、悲しみを抱いて生きさせる。わたしがあなたに勝利をもたらそうと熱望するのに、落胆と失意を受け入れさせる。「うつ」とは、敵が抑「うつ」の雲で、わが喜びと幸せの太陽を隠すのをあなたが許す時に起こる、霊の闇だ。
14.「うつ」を描くとするなら、大きく力強い手が心臓をわしづかみにし、ゆっくりとそれを握りつぶしている状態とも言える。「うつ」は霊の内にそれをする。あなたをわしづかみにし、闇の中に迷い込ませる。あなたの霊から生命を吸い取る。抑「うつ」感情や絶望感は関連しており、自殺の主な原因となっている。
15.欠乏や喪失、人生における犠牲に目をやり、それをくよくよ考えるというのが人間というものなので、敵は、「うつ」が非常にうまくいく手段だと気づいた。自分が置かれた状況や起きた事柄の中に何らかの意義を見いだそうとしないなら、人生に対する完全で正しい見方を失い始める。それがある程度の期間続くと、「うつ」が始まる。
16.「うつ」は、特に理由もないのに襲ってきて、強大な波に襲われ、ぶちのめされたようにあなたを感じさせることもあるが、ほとんどの場合、「うつ」は落胆から始まる。人生において遂げているべき進歩を遂げていなくて落胆するとか、自分のいる状況にがっかりするとか、自分の外見や性格や人との関係において落胆するなどだ。人が落胆に襲われる理由はたくさんあるが、普通それは「うつ」ほど深刻で激しく、圧倒的であることはない。
17.落胆が即、「うつ」になるわけではない。必ずそうなる運命だという自然の成り行きではない。わたしの力によって、それを乗り越え、下降を転じることができるからだ。だが、戦いがしばらく続いても勝利を得ず、落胆に甘んじ、自分はそこから抜け出せないと敵に思いこまされるままになっているなら、危ない。すると自分が哀れに思え、人生は不公平だ、戦っても無意味だと感じ始める。するとそれは、あっという間に「うつ」の嵐となる。(以上、メッセージ)
18.(イエス:)「うつ」とは、わたしに対する怒りの一形態だ。あなたが経験し、通るようにとわたしが選んだ事柄が気に入らないと言っているのだ。「うつ」の時に抱く、抗しがたいほどの悲壮感は、しばしば怒りや頑なさに根づいている。ちょうどあり地獄のようであって、あなたが足を深く、遠くまで踏み入れれば踏み入れるほど沈んでいき、あなたを死の淵へと吸い込む。(以上、メッセージ)
19.(ママ:)敵がよく使うのは、あなたが頻繁に戦いを抱く事柄です。それを心や思いの中でかなりひどく誇張するわけです。敵は普通あなたの最も弱い所を突きます。あなたが自分は不用な人間だと思っているなら、敵はそこを突いて、「うつ」に至る悪魔の鎖にあなたを巻き込むのにそれを使います。人と比べる弱さがあるなら、敵はそれを使って、「うつ」のジェットコースターに乗せようとするでしょう。否定的になる傾向があるなら、敵はそれを使います。孤独と戦っているなら、情け容赦なくあなたの人生のその一面に打撃を食らわそうとするでしょう。長期に渡る疾患や慢性痛などがあるなら、敵はそこを襲撃ポイントと見なすでしょう。
20.敵は普通、その人にとって全く無関係なことを使って、落胆させたり、気落ちさせたりしません。たいていの場合、敵はその人自身によくあることから始めます。たとえば、からみつく罪、戦いを抱く事柄、人生でなかなか委ねられないもの、能力不足と感じる事や劣等感からです。これは突然どっと襲ってくるものにも思えますが、たいていの場合それはあなたが受け入れ、信じるであろう事柄が引き金になって起こります。敵はたいていあなたの最も弱い所を突き、そこから始めます。
21.抑うつ感は急速に高まります。すると、起きる全てのことが、あなたの頭にかかっている大きくて重い雲のような、抑うつ的な思いや感情の大きな塊を大きくし続け、現実を見えなくするのです。するとあっという間に、原因が何だったか、敵が「うつ」の種を蒔いて苗床として使った最初の事柄は何だったのかがわからなくなります。ほとんど即座に、全てが混ざり合って一緒くたになり、人生の全てがむなしく感じられ、希望が全然ないように思えてくるのです。
22.(イエス:)「うつ」を一言で言えば、思いをネガティブさに委ねることだ。信仰と希望と喜びをあきらめ、捨ててしまうことだ。光に背を向け、闇に向かうことだ。その闇とは、少なからず、あなた自身あるいは自己憐憫であり、一見「絶望的」また「悲しむべき」と思える周りの状況や状態だ。また、敵があなたの希望や幸福の火をねじり消すままにさせておくことである。
23.それは、思いや霊をネガティブさに委ねることだ。その結果として、肉体もすぐに変調をきたして、霊が弱まったことにより、あらゆる種類の病気や症状にやられる。この強力な破壊的武器と「うつ」という道具を使って、敵はあなたの心から、文字通り希望と信仰と喜びを奪い取る。それを奪い取ると、敵は、再生を起こすすべてのものを、あなたの霊から効果的に抑止できるようになる。
24.信仰と希望と喜び、これは全てわたしから出るが、この全ては再生の力を持つ。それ自体に物事を変える力がある。敵は、あなたがそれを敵に引き渡すなら、あなたには、賛美の声を上げ、御国の鍵を呼ばわり、御言葉を読み、心が晴れるようにわたしに向かって目を上げ、戦い続ける力さえほとんどなくなると知っている。あなたのビジョンはゆがめられ、損なわれ、不透明になり、あなたの思いは支離滅裂になり、混乱する。(以上、メッセージ)
29.「うつ」にはたくさんの症状があります。先ほどの主のメッセージにあった他にも、幾つかよく知られた症状にこのようなものがあります。
1) 希望を失う。絶望感、失意、メランコリー(悲哀感)
2) 自信を失う。自分は不用で無価値な人間だと思う。否定的な思い。
3)
感情を抑制できず、突発的で不安定になる。
4) 問題から逃避しようとする。意志力がなくなり、ぼんやりする。
5)
先行きが見えなくなる。悲観的。ビジョンとゴールの喪失。
6) 食事や睡眠に不健康な傾向が出る。
7)
人を避ける。それまで楽しめた事でも興味や喜びを失う。
8) 罪悪感、自己非難。
9) 欲求不満といらだち。
10)
挫折。自殺願望。
30.「うつ」が時としてどう現れうるかについて、さらに解明するため、WSにいる一人が、「うつ」とその症状について主に聞いた時に受け取った預言の要約をここに載せましょう。
31.(イエス:)集中力がなくなり、孤立感がある。全て窓かスクリーンを通して見るような感覚、例えば着る服を選ぶとか本当にちっぽけな事でもできる気がしない、いつも何となく気分がすぐれない、気分の上下が激しいこと、八つ当たり、好きだったことに興味を抱かなくなる、これらはすべて、「うつ」の症状だ。(以上、メッセージ)
32.(ママ:)私たちはもっと、戦いや問題を主に携えていく必要があります。なぜその戦いがあるのか、プライドであれ、嫉妬であれ、「うつ」であれ、あるいは全く別の者であれ、その症状は何につながるのかを、主に示して下さるよう求めるのです。ここに書いてあった症状を読んで、自分は否定的な考えをするとか、無気力に感じるとか、挫折や自己非難を感じるからというだけで、自分は「うつ」だと思いこまないで下さい。
33.様々な形の症状と「うつ」は、自動的に直結しているわけではなく、「10のうち6つの症状があるから、私は『うつ』だ」と言えるわけでもありません。症状がどれだけあるかは関係ないのです。一つや二つの症状でも極端な現れ方なら「うつ」かもしれません。また、症状が幾つもあっても、程度がとても軽いなら「うつ」とは言えないかもしれません。
34.忘れないで下さい。全ての人がそれぞれ異なります。ある人にとっては「うつ」の現れかもしれない症状でも、必ずしも全ての人が同じように当てはまるわけではありません。私たちはしばしば日々の生活に忙殺され、手を休め、祈り、思慮し、思いめぐらし、熟考し、心を深く探る時間を十分に取っていません。だから、気が滅入り、物憂く、哀愁があっても、なお自分がどうしてそうなのかがわからないのかもしれません。それらは、落胆に輪をかけ、問題をさらに悪化される物事です。だから、主から聞く時間を取るべきなのです。
35.あなたが今戦っているのが「うつ」なのか、あるいは問題や困難や悲しみの根源は「うつ」なのかを確実に見いだす唯一の方法は、主に尋ねることです。
36.「うつ」にかかっていると、普通は何もする気がしません。ですから「うつ」と格闘している人が主から聞くというのは、とても難しいことでしょう。深い「うつ」状態にいる人に対して、主から詳細に渡る預言を聞く信仰や能力や願望を持つことを期待するのは、ほぼ不可能でしょう。ですからほとんどの場合は、その人のために誰か別の人に聞いてもらわなくてはなりません。あるいは、戦いが少し収まって、明確な思いや心で主から聞ける状態になったと思えるまで待つのです。「うつ」状態にいる人には、主は語りかける事ができないというのではありません。主にはできますし、そうされるでしょう。でも、その人の側にかなりの努力を要することがよくあるのです。
37.でも、せめて、二言、三言であっても、主の助けを呼び、鍵を要求することはできます。それが、「うつ」の状態にある人たちに主が期待されていることであり、彼らが現実的に踏める第一歩であって、それは霊の内で物事を動かし始めるでしょう。ただ主に呼ばわり、「どうか助けて下さい」とか、「鍵を要求します」と言うだけでも、主はそれをたたえられます。
38.それでもやはり、戦いが一段落し、一息ついて、主から自分で聞けるようになったら、すぐにそうすることは、非常に大切です。傾向として、一時的に幾分和らいだと思うと、すぐに「うつ」なんて忘れようとするものです。でも、そういう時こそ、前進できるように、主から聞き、主の忠告や助けや励ましや戦う秘訣を求めるのです。私たちの夫、主は、なぜあなたがそうなるのか、あなたが面している問題を知っておられます。そして何よりも素晴らしいのは、たとえ非常に支離滅裂な混乱であっても、主は全てに対する解決策を持っておられることです。
注:聖書には主は求めるものに聖霊を与え、その聖霊はすべてのことについて教えてくださるとあります。祈り、主に求めることで、聖霊により、直接に主の言葉を聞くことができます。それは自分が知っている聖句を示されたりとか、あるいはある印象のその節というように、思い起こされたりとかなどです。み言葉を読み、主を愛し、祈りによって主との交信を続け、より主に近くなることで預言と言う形で、個人的な導きを言葉をして直に聞き受け取ることができます。それも自分自身のためだけではなく、他の人のためにも。
ヨハネの福音書14章26節「助け主、すなわち、父が私の名によってつかわされる聖霊は、あなた方にすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことをことごとく思い起こさせるであろう。」
39.私たちのほとんどは、程度の差こそあれ時々落胆します。その経験がない人は皆無です! 私たちは皆それと戦わなくてはなりませんし、慢性的に戦い続けなくてはならない人も多くいます。そこで、私同様、皆さんも落胆と「うつ」の違いは何だろうと思っているかもしれません。その2つは関連しているのでしょうか? もしそうだとしたら、どのように?
40.主は上のメッセージで、「ほとんどの場合『うつ』は落胆から始まる」と言われました。私は主に、さらに詳しく説明して下さいと求めました。
41.(イエス:)「うつ」の小道へ下る第一歩は落胆だ。魂の敵は落胆という火の矢を撃ちこみ、あなたを妨害し、手間取らせ、わたしの愛や世話への疑いを抱かせようとする。
42.落胆は色々な道筋を通ってやってくる。自分の犯した間違い、新しい試みがなかなか軌道に乗らないこと、自分自身のことや、自分の有様、行動様式にがっかりしているのかもしれない。
43.悪魔は、すべての人をいつかは落胆で攻撃する。特にわたしの子供に対しては頻繁にこの武器を使う。敵は、あなたがた一人一人が非常に多くの善をなし、とても多くを成し遂げていると知っているので、拡大鏡を持ってやって来ることによって、あなたがなす全てのよきわざを徐々に壊していこうとする。彼は短所や欠点や間違いを誇張する。そして問題や戦いを実際より大きく見せ、あくどい落胆で悩まし、弱らせようとする。
44.敵は使える手段は手当たり次第使って、分裂させ征服しようと願っている。敵の力は非常に限られているが、あなたがわたしの顔や、勝利を示せるわが存在ではなく、自分自身や問題を見るように仕向けられるなら、あなたを深刻なまでに阻害し、妨害できるのだ。そうなると、この世界と失われたわが尊い子供たちを天の御国に勝ち取り、愛を示すというわが計画を成し遂げるための仕事が妨げられる。
45.落胆は、「うつ」への第一歩にすぎない。サタンを拒み、やつの放つ疑いの火の矢が人生に根を下ろす前に振り払うなら、勝利への道のりは平らで確かなものとなる。勝利の秘訣は、敵による落胆の攻撃を受けたらすぐ立ち上がって戦うことだ。すぐさま敵に抵抗し、鍵の力を要求しなさい! 敵に少しも場所を与えてはいけない! 敵にあなたやわたしの仕事を邪魔できたという満足感を与えてはいけない! あなたをひどい状態にできたという満足感を敵に与えてはいけない!
46.わが約束の日の光によって敵の大きくて真っ黒な落胆の雲を撃退しなさい。根を張るままにさせてはならない。敵の侵入を放っておくなら、あなたの人生にとんでもない事が起こるだろう。敵は、一つの気落ちさせる思いや感情を与えるだけでやめたりしない。あなたがずっと下に落ち込むまで続けるだろう。敵に反撃を加え、人生の扉から追い出すのを待っている間にも、敵の攻撃はますます激しくなる。落胆の最初の兆候が出た所で戦わないなら、敵はどんどん侵略してきて、反撃に出るのがますます難しくなる。
47.「うつ」とは深い落胆だ。わが力を求めず、わが霊の日の光をもって追い出すようにも求めず、落胆という敵の黒雲が人生を覆うままにさせておくなら、すぐにでも雨が降り始め、土砂降りとなり、あなたは深みにはまることになる。間もなく、「うつ」の洪水に見舞われ、そこから抜け出ようという試みはますます厳しくなる。
48.敵が初めに落胆によって人生に入り込んできた時、あなたが無抵抗なら、「うつ」になり始める。戦わず、物事をそのまま受け入れてしまい、自分を奮い立たせようともしない時、「うつ」が始まる。落胆はらくだの鼻のようだ。小さい内に取り除かないなら、どんどん大きくなり、あっという間に「うつ」というらくだがあなたの中にどっかりと腰を下ろすようになる。
49.最初に落胆の兆候が出た時に、御言葉と鍵と祈りと賛美と歌で戦うなら、悪魔をその場でつまみ出せる。もう少し待ってからそれをしようとすると、努力とわが霊の力がもう少し余分に必要になる。その間に、あなたの人生の中にできた悪魔の拠点が強まるからだ。だが、あまりにも深みにはまるまで、「うつ」の洪水に沈むまで待つなら、あなたをそこから引き出すにはわが霊の奇跡が必要となってくる。
50.わたしは、わが子らに対するサタンの最も激しく卑劣な攻撃をも撃退できる。わたしには天にも地にも全ての支配権が与えられており、敵にはわたしに勝てる力がない。だが、あなた自身が戦わないと、わたしはあなたを助けられない。霊の戦争は、あなたと、あなたの取る選択にかかっている。敵と、敵の「うつ」を打ち負かすには、わたしにはあなたの協力と闘志と譲渡と従順が絶対に必要だ。
51.「うつ」になっている時は、普通、長い間落胆してきたので、ずっと長い間あまり戦わずにおり、戦いの筋肉がかなり弱っている。だからわたしは、あなたがたを周りの人たちと一緒のチームにした。わが花嫁であるあなたの愛する人たちだ。自分には勝利のために戦う力がないと思うなら、兄弟やシェパードたちの助け、信仰の戦友、兄弟、チームメイトの力と技を求めなくてはならない。一団となって祈り、敵に総攻撃を仕掛けることによって、悪魔は敗北するだろう。わたしは、わが力を使って敵を打ち負かそう。壮大なるわが霊の力によってやつをたたきだす! わがレーザー光線でやつを引き裂いて勝利をもたらす!
52.わたしには、天にも地上にも全てを支配する力が与えられている。救い、解放し、奪回する力だ。悪魔を負かす全ての力がわが手にある。わたしの力に比べれば、敵のそれは非常にちっぽけだ。あなたはただわたしとわが霊の力を求めればいい。兄弟の助力も求めなくてはならない。彼らもまたあなたを愛しており、勝利への戦いを共に戦ってくれるだろう。わたしは奇跡を起こし、「うつ」の落とし穴からあなたがたを引き出す。霊の内に戦い、鍵を呼ばわり、鍵の約束を要求し、あなたと共に戦う同士を募るなら、わたしは敵を倒し、「うつ」の苦悩を消せる。
53.わたしに難しすぎることはない! 不可能も、わたしには可能だ。敗北を勝利に変え、闇を陽光に、黒雲を澄みきった空に、「うつ」を幸福と信仰と信頼に、戦いを純然たる喜びに変える事ができる。しかし、わが子らよ、あなたがたに警告がある。敵に一寸たりとも譲ってはならない。悪魔が落胆であなたを攻撃してきたら反撃しなさい。そうすればあなたは、敵がどんどんと落胆させ、最後には「うつ」にまでさせる機会を得る前に、すぐさま敵をやっつける。あなたは、最初の兆候を見たらすぐに敵を追い出せる。そうすれば敵にはチャンスがない。彼は敗れ、あなたは強められる。しかし長く待てば待つほど、戦いはますます厳しくなる。(以上、メッセージ)
54.(ママ:)「うつ」について最も難しいこと、困惑させられる事は、自分のどこがおかしいのか、なぜこんなに気落ちしているのか、自分ではよくわからないことです。何かが非常におかしいのはわかるのですが、それが何なのか、どうしてなのか思い当たりません。この戦いを、人や周りの状況や自分の肉体的欠陥、自分はひどい状態だと自分自身のせいにすることはたやすいです。がっかりし、悲しく、幻滅し、わけがわからなくなり、挫折し、混乱し、一体全体自分に何が起きているのかが考えつかないのです。
55.「うつ」の引き金となり、その一因となりうる現世的な事柄はたくさんあります。個人的な損失や悲しい出来事、愛するが自分の元を去る、病気、長期の疾患や慢性的痛み、男女関係での悩み、失恋やその痛み、本格的な移動や過去の放棄、ストレスと不安、食習慣の変化、特定の食べ物に対する体の反応、ビタミンやミネラルの欠乏、体重の急激な増減、更年期障害、睡眠の習慣の変化、睡眠不足や不眠、仕事量の変化、気が滅入る本や映画や音楽からなど。
56.けれども、周りの状況や条件が何であれ、あなたは真っ先に、「うつ」とは何かを認識しなくてはなりません。これは敵の激しい攻撃です。非難は向けるべき所に向けましょう! 悪魔の狙いはあなたを引き下げ、全ての幸福や喜びを奪って、あなたに「タオルを投げ」させて降参させることです。そして主にとって使えない人にするのです。私が「それは敵の攻撃です」という決まり文句を言うのが好きでない人もいるでしょう。でもそれが真実です! たとえ、自分の行動や間違いがあなたを今の状態にもたらしたのであっても、突き詰めるなら、それはあなたの霊的生活や主への奉仕に対する攻撃です。
57.「うつ」の落とし穴にはまっている時は、戦う気など到底起きないかもしれません。でも、深みから抜け出す上への道はそれしかありません。残った力を最後の一滴までふり絞り、敵と戦わなくてはなりません! あなたは、もう力も闘志もほとんどなく、パンチ一つ与えるのもままならないと感じるでしょう。でも、主はあなたのかすかな努力でも報いられます。主はあなたを守るため、戦ってくれるでしょう。主はこう約束されました。「敵が洪水のように押し寄せる時、主の御霊はそれに敵対して軍旗を上げるであろう。」(イザヤ59:19)
58.「うつ」は、あなたの情緒的精神的健康を脅かします。病気と全く同じ目的、つまりあなたを妨害し、痛めつけ、最終的にはあなたが主や他の人たちに仕えるのをやめさせ、ぶち壊しにしようとする目的です。でも、「うつ」は肉体的な病気よりももっと危険です。聖書には、「人の心は病苦をも忍ぶ、しかし心の痛むときは、だれがそれに耐えようか」(箴言18:14)とあります。
59.一晩の内に「うつ」になるというのは非常に希です。ほとんど全ての場合、初期症状とか何か変だという兆候が警告として出てきます。普通、「うつ」の時には、それが何なのか、どうしてそう感じているのかが明確に説明できなくとも、それでも何かがおかしい、何か嫌な感じがするものです。とても不安になってきて、そこから、暗黒からの圧迫する霊のように、それがその人に忍び寄ります。あるいは基本的に言って、全体的には元気なのに、突然、感情的大激震に見舞われます。そのような感覚を引き起こすものが何であれ、必ずしも明確で目に見える説明や肉体的症状もないので、彼らはしばしば、なぜそのように感じるかがわからず、ましてや、どうしたらそれが止まるかは、なおさらわかりません。これは、かなり動揺させられることです。
60.「うつ」の攻撃がこんなにも効果的である一つの理由は、これが内部からの攻撃だからです。それは思いの中で始まって、感情へと浸透していきます。この種の戦争の背後にある策略とは、外部攻撃として認識するのが難しいゆえに、多くの場合、問題は自分自身、あるいは家族やメイトや同僚や友人といった周囲の人たちにあると考える誘惑にかられたり、自分の仕事や居場所やミニストリーや何かのせいだと思い始める事です。
61.けれども、悪魔自身が私たちを攻撃している姿であれ、悪魔の下劣なしもべたちであれ、それを実際に見ることができたなら、あるいは、流感の前触れのように敵の攻撃を実際に感じることができたなら、私たちはおそらく敵の強襲に対して自動的に反撃へのステップを踏むでしょう。ちょうど初めに、せきや風邪や、何かの肉体的が病気になると感じる時と同じです。でも、現実に敵の攻撃を見たり感じたりできないので、敵は多くの場合、私たちを欺いて、その問題は自分にあると信じさせることができます。悪魔の長期目標は、最終的にあなたが自分の人生はすべて間違いだった、あなたの存在自体間違っていたと思いこむようにすることです。それが彼の計画です。生きるために戦うことは無意味だと思わせたいのです。
62.「うつ」による敵の攻撃はかなり霊的であることから、多くの人たちはそれを撃退したり、自分を強めたりすることなく、ただ底なし沼にはまってしまいます。彼らは、自分が問題の根源だ、だから希望は持てないと感じるに任せます。そして、自分の人生は無意味だとか、起きた全てのことは間違いだったという、落胆させようとする敵の嘘を信じます。そうなると自分を憎み、自分の人生を見下し、主が状況をそのようにしていることで主を嫌いになるより道がなくなります。そして下り坂を下り続けるなら、ついには自殺に至るのです。それが敵の最終的な狙いです。
63.感謝することに、神の子供で落胆がそこまで深刻になるのを許したり、そこまで深い絶望の淵に沈んだりする人は滅多にいません。でも、死んだほうがましだと思うまで霊的に弱まる人は大勢います。それも敵にとってかなり大きな勝利です。人々がよくそう感じてしまうように、死にたい気分になったり、生まれてこなければよかったと思ったりするぐらい、あなたを落ち込ませることに敵が成功するなら、その場合、敵はあなたの幸福を破壊し、クリスチャンや証し人としてのあなたの有用性を阻害しているので、明らかに敵にとってはよくやったと言えます。
64.これは少し大げさだと思うかもしれませんね。誰だって多少落胆したり、ふさぎ込んだりすることはあるし、それは自然なことでは、と。さて、たまに風邪を引くことだって「ごく当たり前」なことだと思っているかもしれません。私たちが「普通」という言葉で連想する意味からすると、それは当たり前であり、普通であり、ごく普通の事の成り行きと言えるかもしれません。
65.でも、風邪や流感によくかかる人がいるというだけでは、それが普通であるとか自然であるということにはなりません。主は、自然にそうなるようには意図されませんでした。病気は、主の元々のご計画にはありませんでした。それは悪魔と罪の働きによるものです。主は時々病気が起こるのを許されます。私たちの人生における主の計画の一環として。それが共に働くようにされることさえあります。しかし、それでも病気は敵の攻撃です。
66.あなたは、少しがっかりしたり気がふさいだりしても、それは大したことではないとか、普通の事だと思うかもしれません。あまりにも気を滅入らせる思いを思う事に馴れすぎて、自分が敵に攻撃されていると気づきもしない人がいます。否定的に考えることにあまりに慣れてしまったので、それはごく普通のこと、当たり前のことと信じるに至ったのです。自分はこうなのだ、自分はそういう人間であり、これは自分の考えに過ぎないと思いこむのです。本当は敵の攻撃であるとは思いもよりません。
67.病気やその他の悪魔の攻撃の場合も同じですが、あなたがしたことやしなかったこと、あるいはあなたの防御を弱くする霊的武装の裂け目のせいで、敵は侵入して打撃できるようになります。あなたの側に罪や反抗や委ねていない部分や不信仰や怠慢があって、敵はそれに飛びかかって、それらを媒体にしてあなたの思いや霊に入り込み、苦しめ始めているのかもしれません。あるいは、引き金となったものは肉体的な事かもしれません。どちらにせよ、「うつ」による攻撃は軽く受け取るべきものではありません。
68.敵に少しも隙を与えてはいけません! ただじっと、敵の攻撃を我慢していてはいけません。敵の「うつ」の激流に流されてはいけません。攻撃に出なくては! 祈りを求め、鍵を呼ばわって下さい! 主に聞く時間を取り、状況を正確に把握し、敵に敵対して軍旗を揚げ、あなたを引き下ろそうとする策略や試みを打ち破るのに必要なステップを主に教えてもらうのです。
69.(イエス:)サタンが病気や疾病を広める目的は、苦痛を与え、弱め、妨げ、気分を悪くさせることであり、最終的には死や破滅をもたらすことだ。それと同じように、敵が落胆や「うつ」によって攻撃する目的は、人の霊に壊滅的な打撃を与え、獲物を最終的な死へと追いやることだ。サタンはわたしの創造物を止め、破滅させたいのだ。特にわが子供、わが花嫁であるあなたがたを狙っている。「うつ」はあなたがたに対して最も効果のある武器の一つである。
70.敵の攻撃計画や作戦が何であるかにかかわらず、わたしのあなたがたに対する計画は健康と幸福である。あなたがたの内にいる者であるわたしは、外からであろうと中からであろうとあなたがたを攻撃する者たちよりもずっと大いなる者だ。サタンの攻撃が何であるかに気がつき、あなたがわたしに向き直り、わたしから聞き、わがカウンセルに従い、わたしの与えた新しい武器を使うという自分の役割を果たすなら、あなたはそれに打ち勝ち、敵を破り、邪悪な計画を阻止することができる。(以上、メッセージ)
71.(イエス:)悪魔は「うつ」の威力を知っている。あなたが戦うのをやめ、あきらめ、「うつ」の餌食になるがままでいるなら、敵はあなたに対してもっと大きな威力を発揮する。「うつ」とは、あなたが自分をその状態にさせる時に起こるものだ。ほとんどの場合、それは、十分委ねていないか、完全に謙虚になってわたしに服従していないことによる。
72.「うつ」から抜け出るのは非常に難しい。というのは、継続的な「うつ状態」に達する頃には、変わろうとか、従おうという努力をする気がなくなるからだ。ただあきらめたくなる。あなたの思いは、あきらめようという思いや不公平に扱われているという気持ち、失望によってそれほども左右されているので、もはや立ち上がって再び戦おうという気力がほとんどなく、それでますます、超越するのが難しくなる。そしてあなたが「うつ」をもてあそび、人生の一部にさせるのが長ければ長いほど、立ち上がって戦うのがますます難しくなる。(以上、メッセージ)
78.祈る時に名指しで敵対して祈れるよう、パンやアラカンやアポジオンの他にも、「うつ」を専門とする悪鬼で、私たちが知っておくべき者がいるのだろうかと思いました。敵はこれまで以上に「うつ」を使っていることはかなりはっきりしています。悪魔には汚い仕事をするのを助ける手下がたくさんいるはずです。その悪鬼についてもっと良くわかれば、より効率よく、祈りを通して戦い、打ち破る助けになります。
79.私たちの夫、主は、手下の悪鬼たちを明かすことも含め、益々敵の戦略や作戦の実態を明かして下さっていますが、それは驚くべきことではありません。「戦闘の時代、パート1」で主はこう預言されました。「この新千年紀の始まりに、はるかに多くのサタンの手下どもが解き放たれようとしている。今は、サタンの時、サタンのチャンスだからだ。・・・サタンの無数の手下どもも、わたしの天の天使の戦士軍団にはまるで及ばない。しかし、彼らは地上を歩き回って、多くの悲しみや患難、多くのあざむきや偽りをもたらすことを許されねばならない。それでも、サタンは決してあなたがたを征服することはない。」(ML #3288:52,53, GN 882)
80.「うつ」の背後にいるのは誰か主に聞くと、主は以下の、鮮明かつ真剣にさせられる生々しいビジョンを与えられました。
81.(ビジョン:)今、むかつくような闇に圧倒されています。目をつぶると、闇に覆われた広大な土地が見えます。黒い霧で包まれています。荒廃したこの地からは異臭が漂い、空気が目にしみます。煙を吸い込んでむせています。遠くから苦悶にあえぐ痛々しい声が聞こえてきます。苦しむ人や亡くなった人たちの声です。
82.非常に背が高く、真っ黒な頭巾をかぶった生き物がたくさんいるのが見えます。私に背を向けていて、頭をすっぽり覆うフード付きの丈の長い黒いコートを着ているので、顔は見えません。体で見えるのは手だけです。皮膚がなく、骨だけでできているようです。普通の手のように動きますが、ただかなり強力で、握るものは何でもつぶすことができるようです。
83.再び絶叫と泣き声が聞こえました。見ると、暗黒の生き物たちが一人の人を捕まえています。彼は気を失いかけていて、その手の中でぐったりしています。私から一番よく見えた生き物は手を伸ばしていて、その人の心臓をわしづかみにして、にぎり始めました。最初はそれほど強くなかったので、その人は何が起きているかほとんど気づきませんでした。鎮静状態から覚めたようにしか見えませんでした。
84.ああ、これはひどい! ここは真っ暗で、苦痛に満ちていて邪悪です。生き物は、その万力のような手で、心臓をだんだんと強く握りしめました。息が詰まります。私の心臓がつかまれているかのようです。生き物が私の方を向いたので、その目が見えました。その目は残酷で邪悪で、破壊と憎悪に満ち満ちています。手につかんだ心臓を握りつぶし始めました。つかまれた人は痛みで絶叫しています。生き物は笑っています。人の苦痛があたかも喜びであるかのように。
85.生き物は私をにらみつけ、私もにらみ返します。その人の叫び声がまだ聞こえます。そして突然それがやみました。彼は死にました。生き物は私から目をそらしました。そして今、その手にある死体が地面に落ちたようです。そして、地を覆うもやのようなものの中に消えていきました。
86.(イエス:)あなたは「うつ」の谷を見たのだ。あなたは、「うつ」の悪鬼が取る一つの形態を見た。彼らは人々の心に闇のわざをなす。「うつ」は暗黒の魔術であり、「うつ」の悪鬼たちによって実践されている。彼らは地獄の生ける死体だ。彼らの目的は死である。最初は心臓をそっと握るのでほとんど気づかない。だが間もなく万力のような力で相手の命を奪うまでに握りつぶす。
87.あなたは人々の心の悲哀の叫びを聞いた。無意識に「うつ」の谷に入り込んでしまった人たちの声だ。彼らは、闇の中で彼らを歓待し耳を傾ける「うつ」の悪鬼と顔見知りになる。だがそれは、人の心を握り取る瞬間を待っているからにすぎない。そして残念なことに、多くの者たちがこの闇に囚われる。
88.だが、この谷に入っても救い出されることは可能だ! 「うつ」がどれだけ強くつかんでも、わたしの救出の力に比べたらどうしようもなく弱い。
89.(ビジョンの続き:)今まで見ていた光景があたかも巻き戻されたかのようです。悪鬼の手に人が横たわっています。そして困惑したような顔つきになりました。自分がどこに行き着くかに気がつき、それを望んでいません。彼は上を見上げ、助けを呼び求め始めています。
90.突然、一筋の光が闇を切り裂き、全てをまばゆい光で包んでいます。静けさが戻ると、その人はもうそこにいません。彼は消えたのです。その後、彼が美しい牧場にいるのが見えます。牧草は全て濡れています。空には黒い雲がかかっており、青空が見える雲間が少しあって、そこから陽光が差しています。その人は手を挙げ喜んでいます。雨が降り始め、彼を洗い清めています。彼は泣きながら歌っています。とても嬉しそうです。雨がどんどん激しくなってきてもいっこうに気にならないようです。
91.印象ですが、これは彼が「うつ」の谷に入る前の状態のようです。彼は降り続ける雨に耐えきれなかったようです。でも今彼は、周りの状態や状況が何であれ、幸福になれると気づきました。何ものにも左右されない自由と幸福を見いだしたのです。
92.(イエスが続けて語る:)闇と「うつ」の握力は、わたしの光とわが愛の力、そして鍵の力にはとうていかなわない。あなたが鍵の力によって敵に迎え撃つ時、あなたが語る言葉の力に逆らうことのできる「うつ」の悪鬼は全くいない。だが、あなたはその立場を取らなくてはならない。喜んで戦う気がなくてはならない。そうすれば、あなたは「うつ」の束縛から超自然的に解放される。(以上、メッセージ)
93.(ママ:)イエスよ、あなたの目を通して霊の戦争をかいま見させて下さったことを感謝します。あなたの光と愛、そして御国の鍵を感謝します。それらは、「うつ」やその他どんな敵の攻撃よりも強力です。私たちが自分たちの役割を果たしてあなたの力を呼ばわり、それに頼るなら、あなたは敵とその手下どもをいつも打ち負かし、木っ端みじんに打ち砕かれます。
101.敵は今地獄の扉を大きく開き、地上に向かって、ありとあらゆる種類の欺きの霊、不信の連中を大量にはき出した。地獄の活動は熱を帯びてきており、これまでになく活発化している。攻撃の二波がすでに始まっている。
102.今見たものを理解してもらおう。地は、その物質的なものですら、ほぼ全てが敵の手中に落ちている。地球は、人の罪によって悪魔に負けた。人が敵とそのやり方にますます完全に委ねてしまったので、サタンの威力は増し、地上と地上に住む者たちに対する支配権がますます強まった。地と地の事物に対するサタンの権力がいよいよ増すことになった。
103.地と空とその物質的なものは変質していく。サタンの支配と人による汚染の両方のせいだ。地上のものはあらゆる不健全なバランスに屈服しており、好ましいものに対し、好ましくないものが、健全かつ有用なものに対し有害なものが、良いものに対し良くないものが勝ってきている。頭痛、思いの重苦しさ、不安が増し、多種多様な疫病が突然流行る。これらは霊の内に起きている事柄の表象的副産物だ。これは、悲しみの始まり、地上における艱難辛苦の始まり以外の何ものでもない。今地球は、何世代にも渡ってのさばってきた邪悪な人たちによって略奪され、悪用されてきたことによる実を結んでいる。
104.天が良きものを象徴しているように、地は常に良くないものを象徴してきた。今、地のネガティブさは、人類が悪魔とその権力にますます冒され、支配されるに従い、ますます増加している。
105.あなたがたも知っているように、世の誘惑は非常に強い。今この瞬間もその力を強めている。その誘引力は特にあなたがたの若者に対して強い。彼らは多くの好ましくない影響から保護されて育ってきたので、その威力をよくわかっていないからだ。このビジョンのように、あなたは、この地が文字通り敵に乗っ取られていくのを、また、地獄の渦の上に危なっかしく乗っかっていた世と世の体制が管に吸い込まれ、日毎に流されていくのを見た。わたしのことを知らない者たち、わが霊とその保護の外側に暮らす者たちは、この引力に逆らうことはできない。
106.この新たなる攻撃は、もうすでにしばらくの間存在していたが、急激にその勢力を強めてきた。この緑の円は、「うつ」と落胆と不安と否定的な思いの敵の渦の物質的な表れであり、この地上に次々と打ち寄せてきたものだ。その雲は全地に広まり、地に住む人々の上に重くのしかかっている。その渦と、まさに地獄そのものである奥底へと引き込む威力は、日毎に強まっている。それは特に、ダビデの子供たちを標的にしている。老いも若きも関係なく引き寄せようとするが、今その力はあなたがたの若き兵士たちに最も強く働いている。
107.わたしはあなたにパンと、その一族郎党、特にアラカンの支配を表した。彼らは思いをその専門領域とし、否定的な思いや「うつ」を引き起こす。彼らはこの緑色の雲のような円の中で働く。彼らはどこに行っても、この気味の悪い雲のような痕跡を残していく。いわば、これは彼らの霊的排泄物だ。
108.わたしは警告のためこの描写を見せたかった。悪魔の策略である凶悪なこの武器に反撃することの緊急性を示すためだ。あなたは今その目で、敵がどれだけの時間とエネルギーと力を、特に若者を標的にするために使っているかを見た。そして、柱から去る事を選ぶ者が出るたびに、悪魔はますますうぬぼれ、もっと多くの者を引き抜こうとますます意気込む。
109.あなたは、非常に大切な若者の年代に、この世の吸引力、この世のおとりとその誘惑が非常に強く働く事を知っている。これは絶えざる戦いであり、消えてなくなることはない。悪魔は若者たちを高き召しから引き離そうと、激怒し、情け容赦なく攻撃する。この非常に大切な年代は、わたしへの関心や愛を自分自身やこの世のものに移させるのに最も適し、熟した年齢であることを敵は知っている。「うつ」の背信の円によるこの一連の攻撃は、こういった若者たちを完全に引き抜こうとする卑怯なやり方であって、敵はこれによって多くの者が弱めさせ、戦いにうみ疲れさせ、一度に多くの戦線で戦うことにより霊的にただ疲労困ぱいさせようとする。
110.敵は彼らを包囲し、命の元である霊的供給を断って飢えさせ、圧倒させようとしている。それによって、彼らが「うつ」と否定的な思いの手中にはまるようにだ。悪魔は彼らのハロウィーンの輪(ML#363:52)を奪おうとしている。そうすれば若者たちは戦うことをやめ、本当に戦闘が始まる直前に、小競り合いのところでやめてしまう。わたしの力とわが言葉の大いなる顕現と証拠がまさに表れようとする直前にだ。何年もの間彼らが読み、一語一句まで慣れ親しんできて、自分たちの世代で成就するのを忍耐強く待ってきた素晴らしい約束や預言や御言葉の全てが成就する直前に。敵は今、「うつ」によって「必殺技」を繰り出している。それによって、若者たちが信仰を捨て、敵の否定的な思いに完全に屈服するようにと。
111.愛する者たちよ、あなたがたの信仰に対するこの新種の攻撃、包囲網は何も驚くべき事ではない。このタイミングも驚くことではない。特に、敵は背教者と迫害の面においても激しく攻撃を仕掛けようとしていて、若者たちは、群れを出て行った元友人、知人、親類、恋人だった者たちに対して信仰の立場を取るという感情の嵐を同時に切り抜けなければならないからだ。多くの者たちが、自分も落伍するのではないかと真剣に思っている。自分には戦い続ける力や不屈の精神が持てるのだろうかと思っている。戦うことの大義たるビジョン、本当に戦う価値があるかどうかというビジョンが、どんどん薄れてきている。日毎に障害がどんどん高く山積みされていく。悲しい事に、彼らの多くの者たちが幸福や喜びを失っているようだ。
112.敵はいつもその痕跡を隠そうとし、匿名の名の下に隠れようとする。そして敵は、突風のような「うつ」の波を使って、あなたがたが目を中に向けるよう仕向ける。若者たちの年長者、羊飼い、親であるあなたがたが何か若者たちに対して大失敗をしたのではないか、あれやこれをしなかったからではないか、あるいは他にも指摘し解決策を見つける必要のある大きな問題があるのではないかと思うようにである。確かに常に改善の余地はある。しかし敵は、この攻撃の背後にいるのは誰なのか、それがなぜなのかを考えないよう、あなたがたの気を完全にそらそうとしている。あなたがたに自己分析や内省を始めてほしいのだ。悪魔の望みはその攻撃の真の出所、つまり地獄からあなたがたの注意をそらす事に他ならない!
113.真の敵、同じ闇の悪霊共は、この気味の悪い緑色の円、地獄のような煙幕に紛れている。それらは、オプレキシコン、パン、アラカン、アポジオンとその手下共だ。これらはこの緑の雲でその形態や害悪を隠そうとしている。だがこれは単に、引き下げようとし、わたしの若者たちを引き下げ、彼らが手がけている城壁と戦闘から引き離そうとする敵の試みの一つにすぎない。
114.だから霊の内に反撃に出、灼熱の一発を繰り出しなさい! 鍵の力によって、名指しでその悪霊共を叱責しなさい! 気をゆるめるな! やつらを一度叱責し、縛りつければ、それで永遠に片が付くという誤った仮説をうのみにしてはならない。確かに、追い払いはする。だがダビデの軍団に対するこれらの攻撃は情け容赦がない。だから、あなたがたの反撃と霊の認識もシビアでなくてはならない。鍵を要求し、敵が姿を見せないように用いる「うつ」の緑の噴煙の粒子の一粒たりとも余さず全て吹き飛ばしなさい。
115.唯一確実な手段は、御言葉と賛美と鍵だ! 御言葉、御言葉、御言葉! 賛美、賛美、賛美! そして鍵を呼ばわること!
御言葉こそ、若者たちの戦う意志に火をつけるものである。賛美は、異臭を放つ、「うつ」の雲を吹き飛ばし、希望と新たなる信仰の透き通った青空を取り戻す点火装置であり、燃料である。鍵は勝利する力を与える。(以上、メッセージ)
126.(ママ:)イエスは、「うつ」で私たちを攻撃してくる暗黒の霊の軍団について多くを明かして下さいましたが、私は、それと対決する、光に属する側の天の助け手は誰か知りたいと思いました。私が「ママの誕生日2002、パート1」で出したメッセージで、アルトスはこう言っています。「霊の世界では、光と闇の相対物が常に存在します。ですから、恐れずに、戦士階級の天使群の中に立つ者の名を求めなさい。」(ML #3443:50, GN 1024) というわけで、私はそれに従いました。
127.イエス様がくれたメッセージに私は胸を躍らせました。主が明かしてくれた壮麗で強力なヘルパーのことは言うまでもありません! 私たちの夫、主の内に私たちが持っている力は無類であり、無制限であり、無敵であることを思い出させられると、全てが正しい見方で見られるようになります。私たちの攻撃者がいかに闇の世界では強力であるとしても、われらのヘルパーに比べれば取るに足らず、野暮で、軟弱でどうしようもありません。
128.(ビジョン:)全くもって美しい霊の存在が、だんだんはっきりと見えてきています。彼は霊の存在以上のようです。天使か、威厳があり、畏敬の念を抱くべきレベルの権力者のようです。権力と威厳を感じます。
129.彼はとても美しいのですが、同時に私を強く感動させます。彼が具現化する力が何であれ、非常に大きな憐れみも具現化している事が感じられるからです。主の愛の非常に大きな力が彼から発散しているのを感じ、彼に惹かれます。
130.彼の容姿を形容する時、「純粋」という言葉が思い浮かびます。彼の容貌全てがそれを具現化しています。彼には、はっきりした力強い体があるのですが、それでいて、水晶のように透明な光でできているようです。彼の翼は驚異的で、素晴らしく、超自然的であることは間違いありません。非常に壮麗で、とてもとても大きく、常に動きがあります。でも、非常に平安に満ち、穏やかな動きです。スローモーションを見ているようです。彼らは何らかの力かエネルギーを内に持っているようです。
131.けれども、今、私の関心を引いているのは、彼の手にある物です。すさまじい光と力を放つボールです。揺らめいているので炎に似ていますが、炎や火ではないようです。でも何らかの強力な光のような物の塊です。それがゆらめくと、ものすごい光線が放たれます。その光は無限に純粋で、太陽よりもずっと強力です。その光は私の魂や霊にまで届くのです。私はその力と温もりが通っていくのが感じられます。私の全てをくまなく探査してから貫通していくように感じられます。
132.今、見ているシーンが変わりつつあります。私は「うつ」の谷にいて、誰か横たわっている人を見ています。その人は何とか寝返って、助けを求めるかのように腕を上げています。助けを呼ばわる力さえもほとんど残っていないようです。すると、先ほどの壮麗な霊がぱっと現れました。次に起きた事は、ほぼ一瞬の内に終わりました。これは本当に救出任務です。かの霊の存在が現れ、彼の持っている光が闇を完全に刺し通し、打ち勝ちました。大いなる愛と憐れみで、彼はその人を抱え上げ二人ともいなくなったのです。あっという間の移動でした! イエス様ありがとう! 本当に素晴らしいです!
133.(イエス:)あなたがたにルサーンを与える。彼は天使的存在で、「うつ」の縄と闇に横たわる者たちにわが光をもたらすために造られた。サタンの「うつ」の闇に相対する光の存在である。彼はわが光の忠実な保管者、運び人である。彼は謙虚さと愛と同情をもってそれを運ぶ。だからこの大いなる称賛に値する。ある者がずっと昔に捨てた場所を彼は担っている。その者は自分の冠を尊大さと侮りをもって脇に捨て、光の代わりに闇を取った者である。それはルシファー、彼である。だからわたしはあなたがたにルサーンを与えた。サタンの「うつ」の闇に相対するわが光の存在である。
134.ルサーンが持つ光は信仰と希望と勇気を人の霊にもたらす。また、その翼には、同情と憐れみと大いなる愛も携えている。彼の翼は超自然的な賜物である。わが恵みの座から来る賜物であり、あなた自身の戦闘力や抵抗力が弱まった時、戦い抵抗する意志が人の霊を離れていく時に与えられる。
135.わたしは、アポジオンとその一味と戦い、撃退するために、強力な戦士アーコソンを送った。今わたしはルサーンを与える。「うつ」の闇を打ち負かすのを助けるために特別に造られた強力な天使のような光の存在である。彼の目的と力は2つある。鍵の力によって呼ばわると、彼はやってきて、あなたの思いを開き、はっきりと光の道と闇の道を示す。あなたが否定的思いや「うつ」と戦う上で、彼は強力な援軍であり抵抗力である。彼はあなたを助けに来る。もし、あなたが光の方を向き、闇に抵抗する事を求め、降参しないという自分の分を果たすならば。
136.彼はまた「うつ」の谷に囚われた者たちを救う任務の一役を担う。また、あなたが全ての状況やあなた自身の思いや霊のコンディションも含めた全てのコンディション、条件を超越する際に、鍵を通してあなたに超自然的な力をもたらす一役も担う。だからルサーンの役割は、「うつ」の谷に落ち、力無く横たわる人たちを集め、回復させることだ。彼はわが光の保管者、運び人として、闇の陰に傷つき横たわる人たちの所にやって来る。ありとあらゆる光が全てなくなった時に、闇を引き裂き、貫く光である。彼の任務は、あなたがたが必死の祈りで特に彼を呼ばわるなら、「うつ」を打ち破るものとなる。そして、自分では弱すぎて抵抗したり戦ったりほとんどできず、ただ顔を光に向け、わたしの超自然的な助けを呼ばわるより他にできない倒れた者たちを救い出す。
137.「うつ」は思いを人質として捕え、抑留するので、思いにつながる力がルサーンに与えられている。信仰と必死さのうちに呼ばわるなら、彼はあなたの思考や思いを正しい状態に戻すよう導ける。彼はあなたが霊の内に物事を見るよう助ける。つまり実際の本当の姿をだ。彼には、あなたの思いの目を開く力が与えられた。このことからルサーンと呼ばれる。彼はあなたに明快(ルーシッド)な、そして健全な思いを与える。「うつ」の汚らしい落とし穴から抜け出て、光と満足の牧場に戻る力を与える。そして最後に彼は識別力の賜物も与える。あなたが、取るべき正しい道と取るべきでない間違った道の違いを見極めるのを助けるためだ。
138.「うつ」の悪鬼どもと凶悪ガスと欺きの雲は、あなたの目と思いをわが光に対し閉ざさせようとする。分かるだろうか愛する者たちよ。「うつ」はあなたの思いを盗むのだ。忘れてはならない。あなたがたの魂の敵とその悪鬼たちは欺瞞を働く。真実や真理ではない。闇の勢力はあなたの光を追い払おうとする。クリスチャンとしてのだけではなく、ダビデの子供、戦士としてのもっと大切な光をだ。敵のこの道具、「うつ」は、あなたの光を奪う事に照準を合わせている。「うつ」に明け渡すなら、あなたの思いにある光と真理と真実を効果的に奪い去る。
139.だから鍵を通して与えられたわが力を呼ばわりなさい! 「うつ」の闇を叱責し、抵抗しなさい! ルサーンと、彼の力と光を呼ばわりなさい。それは、あなたの思いと霊を否定的な思いへの道、「うつ」の闇から離れさせ、わがきらめく光へと戻すことができる!
140.あなたの愛する人、友人、ホームの仲間で、「うつ」から抜け出るために超自然的な助けを必要とする人がいるなら、彼らのためにルサーンを呼べる。わが子であるあなたがたの祈りによって、あなたがたは苦しめ悩ます地獄の悪鬼たちを倒すばかりでなく、強力な霊のヘルパーや天使たちを、あなたの愛する人たちの必要な時に呼び寄せることができる。ルサーンは、わが光と喜びを失ってしまった者たちを救い出し、それをもたらしたいと心から願っている。だから必死の祈りを通して彼の助けを呼び求めなさい。(以上、メッセージ)
141.ここまでは、「うつ」に関する具体的なことをもう少し学んできました。悪魔は、この時代、年代にそれをどう使っているのか、それはどのように現れるか、どう見極めるか、霊の世界で私たちに戦いを仕掛けているのは誰なのか、同時に魂の敵の力を打ち破るために呼ばわる事のできる人は誰かについてです。それでは、それを防ぎ、避け、攻撃するにはどうしたらいいかをもう少し見てみましょう!
145.(イエス:)「うつ」は敵(悪魔)の攻撃だ。しかし、あなたの防御がしっかりしているなら敵は侵入できない。あなたの霊が強い時だ。だが、敵は弱い所を探し、すきを伺う。あなたの霊が弱まる時、御言葉の時間が短くなり過ぎたり、十分養うものとなっていない時、わたしとの時間を実際に取るべきほど取っていない時、あまりにも忙しくなり始めて重圧を感じ、その重荷をすべきほどわたしに携えてくることをしない時、こうした不足点はあなたの霊的防御を脆弱(ぜいじゃく)にし、それによって敵が「うつ」の攻撃をもって入り込みやすくなる。
146.「うつ」は、あなたの霊が全体的に弱まっている事によって引き起こされる。この弱体化は1週間とか1ヶ月、あるいは数ヶ月のうちに起こりうる。非常にゆっくりと起こるので、あなたは気づかない。あなたは自分の霊の健康に注意を払っていない。ここそこでちょっと御言葉をおろそかにし、十分に取らない。わたしに聞く時間をちょっとだけ先延ばしにする。そうこうする内にあなたもあなたの霊も弱められ、敵の「うつ」の攻撃を受けやすい状態になる。
147.仕事量が増えたり、変更があったり、霊的な戦いが他にもあったりすると、そういった事は全てあなたやあなたの霊に重圧となる。その重圧への対抗策は、余分にわたしと過ごしたり御言葉を取ったりする時間だ。そうしなければ、衰弱が急激に進む。
148.他の人たちから見て、あなたが忙し過ぎ、必要な充填の時間を取っていないように見えるなら、彼らに止めてもらうか助けてもらうようにお願いしなさい。それは贅沢な時間ではなく、必須である!
149.肉と霊は互いに影響し合う。肉体が疲れているなら霊に影響する。霊が疲弊しているなら、肉体に影響を及ぼす。あなたの健康はこの両方の要素に依存する。肉体的な健康に気をつけなくてはならないように、霊の健康もそうしなくてはならない。
150.仕事の圧力が高まったり、もっと他の人に注ぎ出したり、自分を与える事が増えると、あなたが蓄えていた力は減っていく。あなたの備蓄を増やすこと、わたしとわが言葉に満たされること、わたしの物事のやり方を吸収することに忠実でないなら、あなたは急速に弱まり、敵が「うつ」を忍び込ませられるところまでになってしまう。
151.あなたには情報も必要だ。反撃できるように敵の策略を知っておかなくてはならない。多くの努力をすることによって、それが予防もなりうる。あなたの霊が弱っている時のみ、敵は突いてくることができる。だから、あなたが自分の霊を強く保ち、わたしとのつながりを強く保つという自分の分を果たすなら、敵は入り込む余地がない。試みはあるだろうが、成功しない。あなたは自分の役割を果たさなくてはならない。(以上、メッセージ)
152.(ママ:)現在この世では「うつ」は「病気」の部類に入っています。統計によると、世界中に3億4千万人の患者がおり、糖尿病や白血病と同じくらい深刻な医学的問題に位置づけられています。世の医者たちはありとあらゆる抗うつ剤を処します。症状をいくらか和らげることはありますが、永続的な効果はありません。この種の薬は結局は益となるより害となる事が多いです。
153.主に感謝することに、私たちの「うつ」に対する見方は世とは異なりますし、薬も飲む必要はありません! 私たちには宇宙で一番腕のいい医者がいます。彼は私たちの霊的なもの、精神的なもの、情緒的なもの、肉体的なものどんな病気や疾患でもいやします。天国の医者と言えばこの人、コーガー博士から興味深いメッセージがあります。彼はさらに「うつ」について説明をしていて、永続的に効くこと間違いない天国の「処方箋」を無料でくれました。
154.(コーガー博士:)うつ病とは、あなたの霊とオーラと霊的エネルギーの消耗が激しい霊の状態を言う。原因は様々で、ただどうしても避けられないという時もある。治療不可能というわけではないが、いつも即効力を期待できるわけでもない。
155.体が病気の時は気分が悪くなる。それがわかるのだ。気分がすぐれないので横になる。自分ではほとんどどうしようもない。体が要求するのでただ休息する。一日中ベッドで過ごす。水分を余分に取り、必要ならビタミンを摂取し、健康的な食べ物を食べ、また、健康に良いこと、病気を治す助けになる事で思いつくことは何でもする。
156.しかし、翌日になってもまだひどい気分がしたとする。さて、前日にした全てのことに全く効果がなかったというわけではない。体を健康な状態に戻そうとするいやしの過程には、どうしても時間がかかる。だからそれがうまく行かなかったとがっかりすることはない。信仰によって進み続け、休み続け、水分や健康的な食事や栄養補助食をとり続けなくてはならない。そして必要以上に無理しないよう努める。毎日それを続けると、やがて体はゆっくりと元の状態に戻り、消耗し疲弊していた所や、病気にやられていた組織が回復する。
157.うつ病もだいたい同じだ。ただ、それは全て霊の内に起こる。目に見えず、感知するのが難しいのでただ通常通り続けやすい。仕事を続け、通常通りの御言葉やクワイエットタイムや主との時間を取り、日常業務や日課をこなし続ける。だがそれは、状態を悪くはしないとしても、いわば「いやしの過程」をただ先延ばしするだけだ。だから、「うつ」の発作が始まったと気がついたら、それは間違いなくあなたの霊が何らかの質の高い「休息と回復」を必要としている事を示す警告だ。そして、その休息と回復の時間を取る方法は幾らでもある。
158.鍵は余分な御言葉の時間だ。ビタミンCを取り過ぎると必要のない分は排出される。それは浪費だね。さて、余分な御言葉の時間は決して浪費ではない! 御言葉を取り過ぎると言うことはない。それはビタミンの頭であり、その状態の特効薬の頭である。ただそれだけと言うことではないが、とても重要なものの一つである。御言葉に余分な時間を割く努力をしないなら、たといそれが何の効果もないように思え、ほとんど時間の浪費としか思えないとしても、他の「治療法」も無意味になってしまう。
159.だから、御言葉の時間を余分に取ることが第一条件だ。それは、調子を悪くしたあなたの霊が必要とする力や生命力が戻るような経路となるから。自分の霊がどうしてこうなったのかを思い悩む必要はない。少なくともそういう時は。それはただの内省に過ぎず、それは多くの時、肉的な理由付けや魂の敵による徹底的な自己非難に陥りやすい。憂うつな時に大切なことは、あなたがどれだけ必死か、それを除去するために何をするかということだ。私はどう取り除くかについて忠告するが、必死になるのはあなたにしかできない。
160.病気が何であれ、もう一つ鍵となる要素がある。つまり生きようとする意志、戦う気力、あなたを悩ますものが何であれ、ただの風邪であれ生死をかけた戦いであれそれを乗り越えようとする意志である。あなたが肉体においてどれだけ戦うかは、いやしの進行速度に直接影響する。うつ病も同様だ。がんばり続け、最後までやり遂げるという意志、イエスを仰ぎ見つつ忍耐をもってこの障害だらけのレースを走り続ける意志を持っていなくてはならない。
161.だから、自分では必要な御言葉の時間を全て取ったと思ったとしても、もう少しその時間を取りなさい。本当だ。薬のことでグランドマザーがよく言っていたね。「1錠で効くなら、絶対に効くように2錠飲みます」と。さて、そういう態度は気をつけなくてはならないと、わたしは彼女に言わねばならなかった。当時出回っていた薬の特にある物はそうだったが、今はもっと危険だから。だが、霊の薬である御言葉となるとそれは全くの無害どころか、従うべき方針だと勧められる。
162.あなたの霊の力を回復する助けになる事は他にももちろんある。休息を余分に取るのはよいことだ。その原因は霊的なもので、霊的レベルで治癒が必要であるけれど、「うつ」は霊だけではなく、体にも影響する。肉体は、「うつ」の影響に対応するため余分な休息を必要とするかもしれない。だから必要な休息をとりなさい。その他、そのような時はどのみち自分をストレスにさらすべきではない。それはいやしの進行を助けるもう一つのことだ。つまりペースを落とし、普段だったら何ともないハイスピード、ハイプレッシャーを続けようとしないことだ。
163.こういった霊の状態になった場合、危険はそこにある。十分いつも通りに続けられると感じるのだ。だが本当はもっとペースを落とし、もう少し気楽にやり、贅沢なリラックスに身を任すのではなく、取るべきリッラクスの時間をとるべきだ。それが正しい。それは要求事項だ。あなたの霊が求めることなのだ。
164.あなたは、「さて、その全てを試みたが、今までと大した違いはないようだ」と思うかもしれない。さて、それが当然だ。あなたのすべての思考やものの見方に「うつ」の雲がかかっているので、霊の内で、またあなたの霊に対してどのような違いが生じたかを、物質界のレベルで見極めるのは非常に難しいからだ。こういうことは信仰によって受け取らなくては。いやしの進行は常に異なり、「こうこうするなら1週間で良くなる。それをしないなら3週間続く」と一概には言えない。
165.それどころか、場合によっては「うつ」がどれだけ続くかには何の違いももたらさない場合もあるだろう。だが、あなたがどのようになってそこから出てくるかに違いが生じる。勝利に満ち、少しだけ強くなっており、次の戦いにもう少し準備ができているか、それとも、悪戦苦闘の末やっとの状態で出てきて、仕事や忙しい生活をやりくりできたことだけでも何とか感謝する状態かだ。
166.必要とされる御言葉の時間を余分に取るというこの処方、そしてこれには主に語りかけ、主に耳を傾ける事や、主に重荷を預けること、肉体を休める事も含まれるが、これに従うなら、「うつ」の発作からはずいぶん良い状態で出てくることは間違いない。いいかい、「うつ」になっている時、不安にさいなまれ、これの目的やどうしてこんなものが自分の身に降りかかるのを主が許されたのかが理解できなくても、この時間を霊を強める時間とし、いわば武具を磨く時間とし、落ち着いている時間を次の戦いに備えるための強めと充填の時間として使うことができる。
167.他にもできることはある。日常生活においてもっと顕著な変化をもたらす小さな事柄だ。例えば掃除や片づけ、あるいは部屋の模様替えだ。いつもと違うことをしなさい。外に行って、ピクニックする。外でクワイエットタイムをする。部屋ばかりで読まずに、自転車に乗ってどこか静かな場所を見つけ横になるとか読むとかする。アクティビティを考え、実行する。誰かを驚かすような企画をする。こう言ったことは全てあなたの気を自分自身や自分の問題からそらす助けになる。こういったことをしても、御言葉や祈りや賛美や鍵を使って霊の内に戦う必要に変わりはないが、しかし戦いやすくすることもある。
168.主がうつ病を許されるのは、あなたを兵士とするためだけではなく、こういったことを通してあなたが主の下に来て、主との時間を増やし、主の強さや力やエネルギーで自分の弱点を満たしてもらう事で、あなたがたを励ますためでもある。それらのものは、自分だけではとうてい到達できず、達成できないところまであなたを導くことができるのだ。
169.そして完全にいやされた時には、もろ手をあげ、戦い抜くのを助けて下さった主をほめたたえなさい! それからうつ病の事は忘れ、自分の人生を歩み、主のための仕事に励み、「イエス、他の人、自分イコール喜び(JOY)」の公式を実践して他の人や主を一所懸命愛し、主を喜ぶことが力となることを主に感謝しなさい。それから霊的な抵抗力を強めておくために最善を尽くすこと。そうすれば「うつ」の攻撃の影響を受けづらくなるだろう。(以上、メッセージ)
170.(ママ:)「うつ」は敵の強力な攻撃ですが、祈りや鍵を要求すること、手を置くこと、背後にいる悪しき霊を叱責すること、御言葉を摂取する事で乗り越えられます。他のどんな霊的攻撃でもそうですが、信仰を強め、霊を新たにするには御言葉が必要です。また、きっかけとなった束縛を壊すため団結した祈りが必要です。その後も、引き続き攻撃に対する霊の抵抗力を強めるため、もっと祈りが必要です。
171.「うつ」を乗り越えるのには時間がかかるものです。だから戦いを覚悟しなくてはなりません。そして必要なだけ何回も祈りを求め、御言葉に浸り続けなくてはなりません。御言葉を読む気がしなくても、そして「うつ」の攻撃にさらされている最中であればおそらくその気がしませんが、あなたの霊はそれを本当に必要としています。「うつ」の時は、敵は特に御言葉を読ませないよう戦ってきます。敵は御言葉が遅かれ早かれあなたを強め、励まし、あなたのためになる実を結ばせるようになることを知っているからです。御言葉はゆっくりと敵の「うつ」に打撃を与え、穴を開け、憂うつの雲を吹き払うのです。でも、それには時間がかかります。
172.否定的で憂うつな思考パターンに長いこと委ねていたので、おそらくそれが習慣となってしまい、根こそぎにするのに時間がかかるかもしれません。でもそこでがっかりしないで下さいね。「うつ」とどれだけ長い付き合いがあろうと、あるいは「自分はこうなんだ」とか「これは遺伝だ」とか、これが自分の「化学的構成」だと思っていても、あなたには救出や勝利の望みが全くないわけではないのです。
173.最も大切なことは、「うつ」に耐えて生きていく必要はない、ということです! あなたは強められ得ます。これは嫉妬によく似ています。戦いの真っ最中にいる時は、どん底にいるような気がし、どんな助けも役に立たず、決して乗り越えることはないだろうと思うものです。でも、戦い続け、鍵を呼ばわり、御言葉と預言によって自分を強めるなら、あなたはどんどん強くなっていきます。何をするにも、力を振り絞らなくてはなりません。仕事でも、御言葉を取るにも、主を賛美するにも、祈り、鍵を呼ばわるにもです。でも、これをしようと戦い続けるなら、それをすることは容易になっていきます。
174.「うつ」に対しては本格的な勝利を得られるのです。かなりのガッツと奮闘と願望と信仰と祈りと御言葉に浸ることと鍵を呼ばわることが必要です! でも、あらゆる代価を払うだけの価値はあります! 完全なる救出を得るために必要なことは何であれ、そのために戦う価値は十分あります。勝利は本当に素晴らしいからです! 「うつ」や落胆に対する勝利はあなたが支払うどんな代価であれそれに値します。主はそこから救い出すことができますし、そうされるでしょう!
175.(イエス:)「うつ」は殺人者だ。「うつ」は普通、再び上がっていくのが難しい下降線にあなたを導く。「うつ」はあなたの全ての意欲を奪う。わたしに近く留まり、わが言葉を読む意欲や、祈ったり、わたしから明確に聞くという意欲でさえも。「うつ」は敵の強力な攻撃だが、あなたはそれを受け入れる必要はない。
176.「うつ」に勝利するには時間がかかる。だからあなたは戦いに備え、必要なだけ兄弟たちに祈りを求める覚悟がなければならない。また、わたしと二人きりになる時間を取るために戦い続けなくてはならない。愛のベッドで過ごし、わたしとつながる時間を取り、御言葉にどっぷりと浸るのだ。「うつ」を乗り越える鍵は御言葉と祈りだ。意欲がなえると御言葉を読む気もしなくなる。だが御言葉は、この戦いを戦うためにあなたの霊に必要なものだ。それは、こういう時、敵に対して使える最も強力な武器である。(以上、メッセージ)
177.(ママ:)主は何度も団結した祈りの効用を説かれ、私たちが謙虚にそれをお願いする時、主は大きな奇跡を起こしてくれると言っています。団結した祈りの目を見張るような効用は、「うつ」の戦いがある人にも同じようにあてはまります。というより、勝利をものにするための最も大切なステップの一つです。苦悩や霊的戦いが何であれそのために祈りを求めるのは難しいものですが、敵は、「うつ」の束縛を解く団結した祈りを求めることに特に戦ってくるように思えます。敵はあなたがたがそれをするなら、自分の破滅が間違いなく来る事を知っているからです。
178.「うつ」に苦しんでいると認めることは謙虚にさせられることです。特に、悲観と沈んだ心をもたらす大きくて不気味な黒雲がかかっているような気がし、どうしてそうなのか、また今の自分をどう言い表していいかわからない時にはなおさらです。相手に説明するのは簡単ではないので、敵はそのステップを踏むのをやめさせようと戦ってきます。あなたの戦いなんて誰も理解しないとか、「弱い」とか「情緒不安定」だなどと見下すかもしれない、と。けれども、実際は、他の人たちはあなたをこれまで以上に尊敬し、愛します。あなたが謙虚になって助けてもらう必要を認めるからです。それに何といっても最大の利点は、団結した祈りを祈ってもらうことによって、戦いの流れが劇的に変わり、あなたが優勢になることです。
179.敵は、団結した祈りは言われているほどの効果はないとか、面倒だし、謙虚になる価値はないとか言ってきます。でも実際は、それは霊の世界に決定的な変化を起こします。その祈りによって、私たちの擁護者である主は、ものすごく強力な霊のヘルパーたちを解き放ち、あなたの援軍とします。他の手段では得られないであろう強力な兵士たちの援軍です。
180.(イエス:)団結した祈りはあなたがたの霊に対する強力なインパクトがあり、霊の物事を変える。「うつ」に敵対する団結した祈りは、あなたを取り巻く敵の灰色の嵐の雲を取り去り、あなたの霊と思いが、わが愛とあなたの祝福の全ての美を、完全に余すところなく見るための道を開く。団結した祈りは、いやしと心の清めの過程を始める。あなたは完全なるいやしと完全なる清めと、あなたの魂に対する敵の攻撃からの完全なる回復を受け取る。あなたは変えられ、強められ、わが霊の力によって新たにされる。「うつ」に敵対する団結した祈りは戦況を変え、敵に対しあなたは優位に立ち、状況を勝利へと動かす。
181.たった今要求するだけで、勝利が得られる。わたしは、「うつ」やビジョンの喪失からの完全な救出を提供する。比べあいや、苦い根や、嫉妬や、否定的思考から来る敵の全て否定的な影響から解放しよう。わたしは、しばらく前から、救出の賜物と、あなたがたの信仰への報酬を用意している。わたしはただ、あなたがわたしに向かって完全なる勝利を懇願し、声を上げるのを待っている。あなたがたの信仰通り、あなたがたの身になるように。(以上、メッセージ)
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