当事者を支えている方へのメッセージ

「心の戦士」は精神保健福祉の啓発活動として立ち上げました。「心の宝石」はそのHPです。統合失調症は100人に1人が発症する病気です。うつ病は100人に3人です。また現代ではストレス症は身近な疾患となっています。生活習慣病に対して、精神生活習慣病とも言われています。近年大きな発見があり、新薬が開発され、早期発見そして早期治療の大切さが提唱されています。また薬によって治る脳の病気だという認識も広がっています。昔は不治の病と言われたものも薬で治る時代となりました（個々により違いはありますが）。さまざまな理由により脳の神経伝達物質の異常や、ストレスなどの心因性的な理由や、内因性の理由などさまざまなことが絡まって障碍となっています。心の問題でもありますが、正しい治療を受けながら、家族の理解ある支援によって、上手にストレスを受けとめ、障碍を持ちながらも、人生を有意義に生きて行くことができます。障碍＝幸せになれない、は大きな間違いです。
それは個々の生き方や人生の受け止め方にかかっています。そして「知る」ことがとても大切です。
一人一人、症状は違います。また治療法も違います。またこれが絶対的な治療法というのもありません。また実際、障碍が障碍なのかという、新しい見方もあります。健常者＝幸せ、だから障碍を取り除き、健常者になることが治療かといえば、また違うという意見もあります。
数学のように絶対的答えがない世界が今皆さんが直面している新世界です。
宝石の原石は土の中に埋まり、発見されるのを待っています。掘り出され 、
そして磨かれ、そして愛され輝きを増します。聖書ローマ書8：28に
「・・・共に働いて万事を益となるようにしてくださる」という言葉があります。
あなたが自分自身を啓発することにかかっています。
それはあなた自身のためでもありますが、当事者の生きる権利と人権を
尊ぶことにつながります。当事者が「愛」を実感できる社会を築く土台です。
そのための啓発活動です。
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